インスタグラムの「保存数」と「保存率」|確認方法と目安、改善ポイント

  • 2024年2月11日
  • 2024年2月14日
  • Instagram
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インスタグラムの保存数・保存率とは

インスタグラムの「保存数」は、自身の投稿がリーチしたユーザーに保存された数です。そして「保存率」は、自身の投稿がリーチしたユーザーにどれだけ保存されたかの割合を示す数値です。

インスタグラムのフィードに表示される投稿には「保存」というボタンがあります。投稿をブックマークして後から改めて閲覧するための機能です。

保存した投稿を確認する場合は、右下のプロフィール編集するアイコンを選択します。

次に、右上のハンバーガーメニューを開いて、「保存済み」を選択すると過去に保存した投稿を確認することができます。

またインスタグラムには、保存した複数の投稿をテーマや関連性に基づいてグループ化する、「コレクション」という機能も存在します。

保存数・保存率が重要な理由

保存数が多い、または、保存率が高い場合、その投稿をブックマークして再度見たいと魅力的に感じているユーザーが多いということです。

それだけで重要な理由となりますが、そこに、「ユーザーの滞在時間が伸びる投稿を優先的に表示させる」というインスタグラムのアルゴリズムの存在が加わります。

先に説明したように、「保存」すると後で再度投稿を見返すため、ユーザーがインスタグラムを利用して滞在する時間が見込めることになります。そのため、インスタグラムは保存率の高い投稿を優先的に表示します。

つまり、インスタグラムの運用で保存率を高めることは、様々なユーザーに優先的に投稿が表示される(リーチ数が拡大する)ことに繋がるため、アカウントの成長にとって非常に重要と言えるのです。

保存率の計算式

保存率の計算方法は、以下の通りとなります。

保存率=保存数÷リーチ数×100

期間を指定しての保存数とリーチ数は、スマートフォンのインスタグラムアプリで、「インサイト」から確認することができます。ただし、個人アカウントの場合はインサイトが表示されないため、プロアカウントへ切り替えが必要です。

プロアカウントでログインしたら、「プロフェッショナルダッシュボード」をクリックするか、右上のハンバーガーメニューを開いて「インサイト」をクリックします。

次に説明する例の場合の保存率は、1(保存数)÷ 249(リーチ数)× 100 = 0.40% となります。

「保存数」と「リーチ数」を確認する方法

インサイトから、「あなたがシェアしたコンテンツ」をクリックし、いずれかの投稿を選択すると、「投稿インサイト」の画面が表示されます。

「概要」の中にある「リーチしたアカウント」の数がリーチ数、そのまま下にスクロールして、「エンゲージメント」の中にある「保存数」の数が保存数です。

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保存率の目安(平均)

ご自身の投稿の保存率が、良いのか悪いのか、気になっている方は多いと思います。保存率の目安は、業種や個々のアカウントの状況によって異なるため、断定することは難しいですが、当社では以下の範囲を基準として捉えています。

ホーム率水準とポイント
1%未満平均未満。ユーザーニーズと投稿内容の見直しが必要。
1~2%平均的。投稿内容の見直しが必要。
2~3%平均より良好。
3%以上とても良好。

ただし、企業アカウントの場合は、宣伝色の強い投稿が多くなるため、保存率は低くなる傾向にあります。一方で個人アカウントの場合は、自己表現の強い投稿が多くなるため、保存率は高くなる傾向にあります。あくまでも目安として捉えてください。

保存数・保存率を上げるためには

保存率を向上させるために着目しないといけないのは、各投稿のコンテンツ内容がターゲットとするユーザーの興味・関心を引く内容になっているかです。

設定したターゲットユーザーに合わせた魅力的なコンテンツを用意しても、保存率の向上が見られない場合は、以下のような項目が反映されているか確認し、反映されていない場合は実践を検討してみてください。

  1. 保存を促す画像を挿入する:投稿に複数画像を登録し、その中の一番最後に保存を促す画像を差し込みましょう。
  2. 情報提供型や体験談の投稿を混ぜる:ユーザーが後で見返したくなるような情報(専門知識やノウハウを提供するコンテンツ、体験情報を提供するコンテンツなど)の投稿を検討しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回は、インスタグラムの運用で重要な指標の一つ、「保存率」について、計算方法や平均目安、改善するためのポイントを解説しました。

もちろん、保存率だけを追っていても、インスタグラム運用全体の最適化は達成することはできません。

インスタグラムには、ユーザーの滞在時間が伸びる投稿を優先的に表示させるアルゴリズムが働きます。保存された投稿はユーザーが再訪する可能性が高いため、保存数の多い(保存率の高い)投稿はアルゴリズムによって優先的に表示され、リーチを伸ばす傾向があるわけです。

そのため、インスタグラムの運用において保存率を分析し、改善することは非常に重要です。保存率を向上させるために大前提となるのは、魅力的なコンテンツを発信し続けることが何より大事ですが、些細な工夫の積み重ねで改善が見られることもあるため、この記事で紹介した改善ポイントを参考にしてみてください。

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