Twitterの広告審査が通らないときのポイントと、審査落ちするクリエイティブの特徴

スポンサーリンク

Twitter 広告審査の概要

「Twitterのアカウントを開設して、いざ広告を出稿しよう!と思って広告マネージャー(管理画面)を開いてもその先に進めない。」

「広告の配信を開始して、しばらくしてから強制停止になってしまった。」

といった経験をした方や、今現在悩みを抱えていらっしゃる広報担当の方は、意外に多いのではないでしょうか?

今回は、Twitter広告の審査の概要と広告規制、審査落ちするクリエイティブの特徴に関して、ご説明していきたいと思います。

Twitter広告のアカウント開設と審査にかかる時間

Twiiter広告を出稿するにはまず、Twitterアカウントが必要になります。既にTwitterアカウントを持っている方は、この章を飛ばして、次の章へ進んでください。

ここでの注意点は、Twitter広告は、アカウントを開設して間もないと、審査の承認が入るため、広告を出稿することはできないことです。

承認が通って出稿を開始できるようになるまで、1週間~2週間ほど時間がかかります。新規のアカウントでTwitter広告を始めようと考えている場合は、先にアカウントを作成しておきましょう。

Twitterアカウントの開設には、「認証コードをSMSで受け取れる電話番号」または、「認証コードをメールで受け取れるメールアドレス」のいずれかが必要になります。

Twitterアカウントの開設画面

SMSまたはメールで確認コードの認証を終え、パスワードを設定すると、Twitterの管理画面が開きます。管理画面左側のダッシュボードの「もっと見る」をクリックして表示されるポップアップメニューの中に、「Twitter広告」という項目があり、これをクリックするとTwitter広告の画面に遷移します。

Twitter広告の管理画面へ

ここで表示される「広告を作成する」をクリックし、「はじめる」をクリックすると、広告の管理画面に入れます。

Twitterの広告作成申し込み画面

アカウントを開設して間もない場合は審査が完了するまで、このアカウントにはTwitter広告プログラムへの参加資格がありません。

Twitter広告プログラムへの参加資格がありません。表示画面

このように表示されます。この場合は、審査が完了するまで、1~2週間の間、辛抱強く待つしかありません。

Twitter広告には参加資格があり、「参加資格のある国や言語」を満たしているアカウントが広告を配信する権利を得るため、念のため、事前に確認しておきましょう

参考:Twitter広告への参加資格について

Twitterの広告ポリシーとは

禁止または制限の入る広告コンテンツに関するポリシーについて、Twitterでは以下のように定めています。

  • 成人向けの性的なコンテンツ:禁止
  • アルコール関連のコンテンツ:制限(国によって異なる)
  • 政治参加、経済成長、環境保全、社会的公平性などの理念に基づく広告:制限
  • 著作権の侵害:禁止
  • 偽造品の販売やプロモーション:禁止
  • 薬物および薬物関連品のプロモーション:禁止
  • 絶滅危惧種に由来する商品:禁止
  • 金融サービスおよび関連するコンテンツ:制限(国によって異なる)
  • 賭博関連のコンテンツ:禁止(ただし、制限付きで許可される、特定の国は例外
  • ヘイト表現を伴うコンテンツ:禁止
  • 健康および医薬品に関するプロモーション:制限(国によって異なる)
  • マルウェア商品の広告:禁止
  • 政治に関するコンテンツ:禁止
  • 18歳未満または未成年者に禁止されているコンテンツ:禁止
  • 広告の品質がガイドラインに沿わない広告:禁止
  • 国家当局が管理する報道機関:禁止
  • タバコやタバコ用品プロモーション:禁止
  • 商標を侵害するコンテンツ:禁止
  • 不正なチケット販売に関するプロモーション:禁止
  • 好ましくない商行為のプロモーション:禁止
  • 武器と武器用品のプロモーション:禁止

上記項目に少しでも該当するようなプロモーションを扱う場合は、公式サイトで対象項目の詳細をしっかりと確認するようにしてください。

参考:Twitter広告ポリシー

クリエイティブがポリシー違反の原因で審査落ちする例

それでは次に、アカウントの開設及び審査が無事完了したとして、Twitterの広告ポリシーに抵触して配信が出来ないケースについて見ていきましょう。

・商品の効用について誤解させる表現の使用

「飲むだけで痩せる」というような根拠のない効用を誇大に表現する広告は禁止されています。特にビフォーアフターを含む表現は禁止されており、Twitter広告のポリシーだけでなく、法律(薬機法など)に抵触しているため、処罰される可能性があります。個人によって効果に差があることや、未承認であること、デメリットなどは記載することで、限定的に配信できる可能性もありますが、特に表現には気を付けましょう。

・露出が多い画像の使用

ユーザーの目を惹くために、肌の露出度が高い画像またはイラストを使用してしまうと、ユーザーに不快なものと捉えられてしまい、ポリシー違反となります。商品と関係しているか否かに関わらず、ポリシーに抵触してしまうため、露出度の高い画像の使用は避けるようにしましょう。

・ユーザーに不快と思われる画像の使用

上記の「露出が多い画像の使用」も含まれますが、過度に痩せている人物画像や、大量なにきびのある人物画像なども、ユーザーに不快なものと捉えられてしまい、ポリシー違反となります。

・直接関係を持たない番組やモデルの使用

関係ないにも関わらず、あたかもテレビ番組やモデルに紹介されたように装うことも、誇大広告とみなされ、ポリシー違反となります。

・性的な表現の使用

テキストや画像、イラストなど、「性的」だと思われてしまう表現は禁止されています。例えば、男女のキスシーンなどもこれに該当します。

スポンサーリンク

クリエイティブ以外の原因で広告配信できない例

最後に、ポリシー違反による審査で落とされているわけではないのに、広告の表示回数(インプレッション)が「0」のままで変わらず、広告配信が出来ないケースについてご説明いたします。

この場合、以下の2点に問題があることが想定されます。

・予算設定の問題

Twitter広告は入札オークション制のため、他の競合よりも低い金額を設定していると、広告は表示されません。日別予算や、入札金額を引き上げて設定するか、自動入札への切り替えを検討しましょう。

・クレジットカードの問題

広告管理画面の支払い情報にクレジットカードを登録していない場合、広告が表示されることはありません。クレジットカードを既に登録している場合でも、クレジットカードの利用限度額に達している場合には、強制的に停止されてしまうため、クレジットカードの情報を確認するようにしましょう。

Twitter広告運用担当者が心がけること

このように、Twitter広告を新規で出稿するためには、いくつかの承認プロセスがあるため、いざとなってから焦らないように、広告配信を開始する予定日から逆算して、必要な準備を事前に整えておく必要があります。

また、アカウントが広告を配信できる状態になっても、クリエイティブやその他の原因で、広告が配信出来ないといったケースもあるため、その場合は、考えられる原因を一つ一つ確認して、修正を加えていく必要があります。

考えられる原因項目の全てを一度に手をつけてしまうと、どの項目が本当の原因であったのかを特定することが困難になってしまうため、各項目の優先度を明確にして、一つ一つ原因を潰していくことを心がけましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか?今回は、Twitter広告の審査に関してお話しさせて頂きました。

大切なのは、「運用担当者の事前準備」と、審査落ちした場合の「原因の特定と調整」です。

是非、SNSの代名詞の一つである Twitter という広告媒体を上手く活用していけるようにしましょう。

スポンサーリンク