「サンクスページ」その本来の役割と、メリット・デメリット

製品の購入後や、問い合わせの送信完了後に見かけることのある、「サンクスページ」。他社も用意しているから、とりあえず当たり前のように用意している、という方も多いのではないでしょうか?

基本的にはメリットの多い「サンクスページ」ですが、少なからずデメリットも存在します。今回は、サンクスページの本来の役割とメリット・デメリットについて解説していきます。

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サンクスページとは

サンクスページ(Thanks Page)は、直訳すると、「感謝のページ」という意味ですよね。

つまり、ユーザーに感謝を表すためのページで、製品の購入や問い合わせをしてもらった際に、「購入してくれてありがとう」「問い合わせしてくれてありがとう」というお礼のメッセージを表示するという意図があります。

また、サンクスページは別の言い方で、「完了ページ」とも呼ばれることがあります。

その名の通り、「購入手続きが完了しましたよ」「問い合わせを受け取りましたよ」という、プロセスが無事に完了した旨をユーザーに明確に伝えるという意図もあるのです。

サンクスページを設けるメリット

サンクスページを用意することは、先述の「お礼を表示してユーザーに感謝を伝える」や、「完了した旨を表示してユーザーに安心感を与える」こと以外にも、様々なメリットが存在します。

コンバージョン計測が容易になる

サンクスページを設けないウェブサイトの場合、カートの購入完了やフォームの送信完了をコンバージョンで計測するためには、「購入」ボタンや「送信」ボタンをユーザーがクリック(タップ)したタイミングでコンバージョンタグが動くように設定するのが一般的です。

この場合、各ボタンに対してイベント計測されるように設定しなければならないなど、設定のプロセスが煩雑になり、設定ミスも起こりやすくなります。

一方で、サンクスページを設けたウェブサイトの場合では、サンクスページの URL にユーザーが到達(閲覧)したらコンバージョンタグが動けばいいので、設定が非常に簡単です。

また、運用中にサンクスページの URL が変更になるなどの稀なケースでない限り、設定ミスが起こることは多くありません。

このように、サンクスページでコンバージョンを計測することで、コンバージョンに至るまでの導線をアクセス解析で分析しやすくなるため、導線設計などの改善策に繋げられやすくなります。

関連する商品・サービスを訴求できる

製品を購入してくれたり、問い合わせをしてくれたユーザーは、興味・関心が非常に高い、ホットな状態と言えます。

そのホットな状態の時に、サンクスページで関連商品を提示・提案することで、追加で他の製品を購入してくれる可能性があります。

例えば、スマホを購入してくれたユーザーにサンクスページで、本体を保護するためのスマホケースや、画面を保護するための保護シールを関連商品で提示するイメージです。

購入した商品に付随して必要となるものがあり、もし買い忘れていた場合には、このタイミングでついでに一緒に購入してもらえる可能性が高まりますよね?

このように、サンクスページを活用して、アップセルやクロスセルに繋げるための訴求をすることが出来ます。

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メルマガや SNS の登録、シェアを促せる

先述の、「関連する商品・サービスの訴求」と同様に、サンクスページでメルマガや SNS の登録を促すことも出来ます。

製品を購入してくれたり、問い合わせをしてくれたユーザーは、興味・関心が非常に高い状態のため、通常の状態よりも、メルマガや SNS に登録してくれるハードルが低くなります。

メルマガや SNS に登録してもらえれば、タイミングを図って、プッシュ型で新製品の紹介やキャンペーンの案内を送ることが出来ます。

ユーザーとのコミュニケーションを上手く活性化させることで、リピーターへの成長に繋げたり、購入体験を SNS でシェアしてもらうことで認知拡大に繋げたりと、相乗効果を期待することが出来ます。

サンクスページを設けるデメリット

ここまで、サンクスページを用意するメリットを説明してきましたが、必ずしもメリットばかりではありません。少なからずデメリットも存在するため、ご紹介します。

ページ遷移がユーザー体験を損ねる可能性がある

サンクスページは、ユーザーがフォームを送信した後に表示されるページのため、ページ遷移とページの読み込みが発生します。

その処理に時間がかかると、ユーザー体験が一時的の中断に繋がってしまう可能性があります。

SEO に影響しないよう設定に配慮する必要がある

サンクスページは、検索エンジンにインデックスされることがあります。しかし、通常の場合、サンクスページは検索結果に表示させるような重要なコンテンツを含んでいないケースがほとんどです。

そのようなサンクスページが検索エンジンにインデックスされてしまうと、低品質なページと判断される場合があり、SEO にマイナスの影響を与える可能性があります。

それを回避するために、サンクスページには「 noindex 」と「 nofollow 」の設定を指定することを忘れないようにしましょう。

1ページだけ低品質なページがあっても、全体への影響はかなり限定的ですが、サイト内に他にも低品質なページが存在する場合は、SEO への影響度が高くなってくるためです。

興味がない関連商品ではページ離脱に繋がる可能性がある

興味・関心が非常に高いホットな状態だからといって、関連性の薄い商品をサンクスページで提示したりすると、逆にユーザーのページ離脱を促進してしまう可能性があります。

サンクスページには、ユーザーが興味を示してもらえるコンテンツを提供する必要があり、ユーザーを次のステップに誘導する工夫が重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回は、製品の購入後や問い合わせ完了後に表示される「サンクスページ」について解説しました。

サンクスページを設けたら、そのページに至るまでの導線を解析して最適化したり、サンクスページで表示するコンテンツを A/B テストして、回遊率向上・離脱防止を図るなど、さらなる改善を考案することも可能です。

しかし、サンクスページを設けることは、メリットばかりではなく、デメリットも存在するため、実際の運用状況に合わせて判断するようにしましょう。

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