X (旧:Twitter) の鍵アカウント (鍵垢) は、他のユーザーから閲覧やフォローを制限できる便利な機能です。
友人や知人のみに内容を公開したい方、情報の公開範囲を制限したい方にとって、鍵アカウント (鍵垢) はプライバシーを守るうえで役立ちます。
しかし、メリットがある一方で、情報の拡散力やフォロワー獲得の面で制約が生じるなど、デメリットも少なくありません。
本記事では、X (旧:Twitter) の鍵アカウント (鍵垢) の設定方法から、利用する際のメリット・デメリットまで詳しく解説します。
自身の利用スタイルに合わせ、鍵アカウント (鍵垢) をどのように活用できるか理解を深めていきましょう。
鍵アカウント (鍵垢) とは? X (Twitter) における役割と特徴
X (旧:Twitter) の鍵アカウント (鍵垢) とは、フォロワー以外には投稿が見えないように「非公開に設定されたアカウント」のことです。
通常アカウントは、公開状態であれば誰でも投稿を閲覧でき、リポストや引用などを通じて投稿が広がる一方、鍵アカウント (鍵垢) では自分が承認したフォロワーのみに投稿が見えるため、プライバシーが守られる仕組みです。
鍵アカウント (鍵垢) にすることで、閲覧者を限定できるだけでなく、フォロワー以外からのリポストも防げるため、特定の人とだけ交流したい場合や、自分の発言を外部に拡散させたくないときに有効です。
例えば、日常生活や趣味の内容を公開せずに発信したい場合や、限られたメンバー内で意見交換をしたい場合に便利です。
また、不特定多数のユーザーとの交流が苦手な場合や、ネット上でのトラブルを避けたい人にとっても安心感があります。
X (Twitter) で鍵アカウント (鍵垢) を作成する手順
X (旧:Twitter) で鍵アカウント (鍵垢) を作成する手順は簡単ですが、いくつかのステップを踏む必要があります。
PCブラウザ版の場合
左側のメニューの「もっと見る」を選択します。
「設定とプライバシー」を選択します。
「プライバシーと安全」を選択して、「オーディエンス、メディア、タグ付け」をクリックします。
「ポストを非公開にする」の項目を有効にしたら、完了です。
スマホアプリ版の場合
メニュー画面を開き、「設定とサポート」の項目の中にある、「設定とプライバシー」を選択します。
「プライバシーと安全」を選択します。
「オーディエンスとタグ付け」を選択します。
「ポストを非公開にする」の項目を有効にして、完了です。
X (Twitter) を鍵アカウント (鍵垢) にするメリット
X (旧:Twitter) の鍵アカウント (鍵垢) は、限られた人とだけ交流することで、不特定多数への公開を避けたいときや、特定のコミュニティ内でのやり取りに集中したい場合に特に役立ちます。
特に、鍵アカウント (鍵垢) を利用することで、承認したフォロワーだけに投稿を見せることが可能になるため、限られた相手にだけ公開でき、知らない人に閲覧されるリスクが軽減されます。
自分の SNS を安全に管理できるため、プライバシーを守りつつ X (旧:Twitter) を使いたいユーザーにとってメリットとなります。
また、公開アカウントでは、誰でも投稿にコメントやリアクションを送ることができるため、時には予期しない反応がストレスになることもあります。
しかし、鍵アカウント (鍵垢) にすることで、フォロワー以外からの反応を避け、気軽に投稿できる空間を確保することが可能です。
このように、自分の発信に対して、安心してやり取りできるのもメリット一つです。
X (Twitter) を鍵アカウント (鍵垢) にするデメリット
X (旧:Twitter) の鍵アカウント (鍵垢) には、プライバシーが守られるというメリットがある一方、情報の拡散力や新しい交流のチャンスが減少するデメリットも存在します。
特に、鍵アカウント (鍵垢) は、フォロワー以外に投稿が見えないため、アカウントの魅力が伝わりにくく、結果としてフォロワーの増加が抑えられる傾向があります。
新しいフォロワーが増えにくいため、X (旧:Twitter) を通じて幅広い人とつながりたい方にとっては、交流範囲が制限される点がデメリットとなります。
また、鍵アカウント (鍵垢) では、フォロワーのみにしか投稿が表示されないため、リポストや引用などの拡散機能が制限されます。
ビジネス利用やブランドの知名度向上を目的とするユーザーにとって、情報の広がりが限定されてしまうため、鍵アカウント (鍵垢) は不向きです。
広い層にメッセージを伝えたい場合には公開アカウントの方が適しているでしょう。
さらに、鍵アカウント (鍵垢) にすると、自分の投稿が検索エンジンや他のアカウントから見えないため、情報発信の場が大幅に限定されます。
特定のハッシュタグで共通の話題に参加したい場合や、新しい人に見つけてもらうためには、公開アカウントの方が有利です。
鍵アカウント (鍵垢) の利用がおすすめな人
X (旧:Twitter) の鍵アカウント (鍵垢) は、投稿を限られた人にだけ公開したい場合や、特定の話題を閉じた空間で共有したい人に向いています。以下に、鍵アカウント (鍵垢) が向いているケースをいくつかご紹介します。
プライバシーを守りたい人
オンラインでの情報共有に対し、特にプライバシーを重視するユーザーには鍵アカウント (鍵垢) が適しています。
限られたフォロワーにのみ投稿を公開できるため、不特定多数に見られる心配がなく、安心して X (旧:Twitter) を利用できます。
特定の話題について閉じた環境で発信したい人
趣味や特定の話題について、フォロワー限定で情報をシェアしたい場合にも鍵アカウント (鍵垢) は役立ちます。
例えば、クローズドなコミュニティ内で話題を深めたい場合や、特定のグループだけに向けた情報発信をしたいときに有効です。
不特定多数との交流を避けたい人
X (旧:Twitter) での過剰な交流や、知らない人からのフォローを避けたい人にも鍵アカウント (鍵垢) は向いています。
アカウントを鍵付きにすることで、フォロワー以外からのアクセスを制限できるため、より落ち着いた環境で投稿を行えるようになります。
鍵アカウント (鍵垢) 利用時の注意点
鍵アカウント (鍵垢) はプライバシーを守るために非常に便利ですが、利用にあたっては注意すべき点もあります。以下に、鍵アカウント (鍵垢) 使用時の注意点を挙げて解説します。
手動でフォロワーを承認する必要がある
鍵アカウント (鍵垢) では、フォロワーからのリクエストが来た際に手動で承認する必要があります。リクエストを許可することで相手が投稿を見られるようになるため、フォロワーを厳選することが重要です。
プライバシーを守るため、フォロワー申請を承認する際は相手のアカウントをよく確認し、自分の基準に合ったユーザーのみを受け入れましょう。
他アカウントから情報が漏洩するリスクはなくならない
鍵アカウント (鍵垢) であっても、承認したフォロワーが情報を外部に広める可能性があります。
たとえば、フォロワーがスクリーンショットを撮り外部に共有することや、内容を他の SNS で再投稿することは制御できません。
鍵アカウント (鍵垢) でも完全に情報を守れるわけではないため、公開する内容については慎重に考えることが大切です。
プライバシー設定を定期的に再確認する必要がある
鍵アカウント (鍵垢) に設定しても、設定が意図せず解除されてしまう場合も考えられるため、定期的にプライバシー設定を確認する習慣を持ちましょう。
特にアプリのアップデートや仕様変更が行われた場合には、アカウントの非公開設定が維持されているかを確認することをおすすめします。
まとめ
X (旧:Twitter) の鍵アカウント (鍵垢) は、限られた人にのみ投稿を公開できるため、プライバシーを守りながら安心して X (旧:Twitter) を利用したい方に適しています。
フォロワーを自分で承認することで交流範囲をコントロールでき、無用な反応や不特定多数からの視線を避けられる点が魅力です。
その反面、情報の拡散力が制限されるため、広い層にメッセージを伝えたい場合には向いていません。また、フォロワーの管理や情報漏洩への注意が必要です。
プライバシーを重視した X (旧:Twitter) の使い方を目指す方は、このような鍵アカウント (鍵垢) の特性をうまく活用し、安全で快適な SNS ライフを楽しんでください。