Google検索結果のパーソナライズ|その仕組みと無効にする方法

  • 2024年12月7日
  • 2024年12月28日
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Google 検索を利用していると、自分が興味を持つ情報やよく訪れるサイトが検索結果に反映されていると感じたことがある人は多いと思います。

これは Google 検索の「パーソナライズ」と呼ばれる仕組みの影響です。ユーザーの行動履歴や位置情報、使用デバイスなどのデータを活用して、一人ひとりに最適化された検索結果を提供する機能です。

この機能は便利な反面、必ずしもすべてのユーザーにとってメリットとなるわけではありません。本記事では、Google 検索結果のパーソナライズの仕組みを解説するとともに、無効にする方法について詳しく紹介します。

検索結果のパーソナライズとは

Google 検索結果のパーソナライズとは、Google の検索エンジンがユーザー一人ひとりに最適化された結果を提供する仕組みを指し、「パーソナライズド検索」とも呼ばれます。

パーソナライズとは、ユーザーの好みや興味、行動履歴に基づいて情報やサービスを個別化することです。この機能により、同じキーワードで検索しても、異なるユーザーが異なる結果を受け取ることがあります。

Google は、効率的な情報提供やユーザーの満足度向上のために、検索エンジンを通じてより関連性の高い情報を提供することで、ユーザー体験の向上を目指しています。

このパーソナライズ機能により、ユーザーは自分に最も関連性の高い情報に素早くアクセスできるという利点があります。

一方で、パーソナライズされた結果により、新しい情報や異なる視点に触れる機会が制限され、「フィルターバブル」と呼ばれる、情報の偏りを生む原因となることがあります。

パーソナライズド検索の仕組み

Google 検索結果のパーソナライズは、膨大なユーザーデータを活用し、個々の好みに合わせて結果をカスタマイズする複雑なプロセスによって実現されています。

Google がパーソナライズを実現する際に活用していると考えられる代表的な要素は、以下の通りです。

  • 検索履歴:過去に検索したキーワードやクリックしたリンクなど
  • 閲覧履歴:Chrome ブラウザや YouTube など、Google 関連サービスを使用した際の情報
  • 使用デバイス:スマートフォン、タブレット、PCなど
  • Googleアカウント情報:ログイン状態のユーザーの趣味や関心、閲覧履歴など

Google は、これらのデータを基に総合的に判断し、ユーザーに合った検索結果を提供しているとされています。

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検索結果がパーソナライズされているかどうかを確認する方法

当記事の執筆時点(2024年12月)の仕様では、検索結果がパーソナライズされているかどうかは、検索結果の下部までスクロールすることで簡単に確認することができます。

パーソナライズされている状態の時には、下のスクリーンショットのように、「検索結果はパーソナライズされています」と表示されます。

なお、「検索結果はパーソナライズされています」の横に表示される「パーソナライズなしで試す」のテキストリンクをクリックすることで、パーソナライズが無効になった状態の検索結果を確認することも出来ます。

無効になった状態では、「これらの検索結果は、ユーザーの興味や関心に合わせて表示されるものではありません。」と丁寧に分かりやすく表示されます。

検索結果のパーソナライズを無効にする方法

Google 検索結果のパーソナライズは便利な機能ですが、場合によってはパーソナライズされていない検索結果を求めることもあるかと思います。特にウェブマーケティングに携わる方にとっては、検索結果を公平に見たいケースは意外に多いものです。

一時的に非パーソナライズの状態にする

一時的にパーソナライズを無効にした検索結果を確認したい場合は、先ほどの章でご紹介した、検索結果画面の下部に表示される「パーソナライズなしで試す」をクリックして表示するのが手軽で手っ取り早い方法です。

ただし、確認したいキーワードが多くある場合には、検索キーワードごとに都度画面下までスクロールしてクリックするのは手間なので、その場合は、シークレットウインドウを立ち上げて検索するようにしましょう。なお、シークレットウインドウでも、Google アカウントには非ログインの状態にしてください。

常に非パーソナライズの状態にする

ここからは、PC版 Chrome ブラウザで、Google の検索結果のパーソナライズを常に無効にする方法をご紹介します。

まず、Chrome の設定画面を開き、左側のメニューから「検索エンジン」を選択し、「検索エンジンとサイト内検索を管理する」をクリックします。

「サイト内検索」の項目にある「追加」をクリックします。

名前とショートカットに分かりやすい名称(例 :「Google_非パーソナライズ」)を入力し、URL の項目に以下を入力し、「追加」をクリックします。

{google:baseURL}search?q=%s&pws=0&{google:RLZ}{google:originalQueryForSuggestion}{google:assistedQueryStats}{google:searchFieldtrialParameter}{google:language}{google:prefetchSource}{google:searchClient}{google:sourceId}{google:contextualSearchVersion}ie={inputEncoding}

これは、デフォルトの Google 検索の設定に対して、赤字の部分である &pws=0 のみを書き加えたものです。「&pws=0」が、パーソナライズを無効にするためのパラメータです。

一覧に先ほど登録した設定が追加されているので、縦の3点マークを選択し、「デフォルトに設定」をクリックします。

すると、検索エンジンの項目の中に登録した設定が移動し、既定の検索エンジンとして登録されます。

これで非パーソナライズに設定したものが既定の検索エンジンになるため、常にパーソナライズが無効な状態になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回は、Google 検索のパーソナライズの仕組みや、無効化する方法について詳しく解説しました。

Google 検索結果のパーソナライズは、ユーザー一人ひとりに適した情報を効率的に提供する便利な仕組みですが、情報が偏るといった懸念があります。

そこで、パーソナライズを無効化することにより、中立的な情報にアクセスしやすくなり、多様な視点を得ることが可能になります。

また、プライバシーを気にする方などは、安心して利用できるように自分で設定を調整し、目的に合った検索環境を整えることが大切だと思います。

パーソナライズのメリットを活かしつつ、必要に応じてコントロールすることで、より快適で効果的な検索体験が得られるはずです。

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